犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割

【異父兄弟との遺産分割】いわゆるハンコ代の支払いにより、法定相続分を3700万円も上回る遺産分割協議を成立させた事例

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谷井 光 弁護士が解決
所属事務所茨木あさひ法律事務所
所在地大阪府 茨木市

この事例の依頼主

60代 男性

相談前の状況

ご相談者は、生来母と2人で暮らしていました。その母が亡くなり、相続手続きをしようとしたところ、相談者には異父兄弟が2人いることが判明しました。母の法定相続人は、ご相談者と異父兄弟2人であり、母は遺言書を作成してなかったため、本来は母の遺産7000万円を3等分することになります(1人当たりの取分約2300万円)。しかし、ご相談者は、生来母と生活を共にし、長年母の介護を行いました。他方、異父兄弟は母と50年以上関わりがありませんでした。

解決への流れ

母の遺産を兄弟3人で3等分するのが原則ですが、異父兄弟2人に対し、ご相談者が生来母と生活を共にし、長年母の介護を行っていたことを丁寧に説明しました。その上で、それぞれにハンコ代として500万円を支払う代わりに母の残り財産(6000万円)を全てご相談者が取得する遺産分割協議を提案しました。すると、異父兄弟2人は当方の説明に理解を示し、当方の提案に応じてくれました。これにより、ご相談者の法定相続分を3700万円も上回る遺産分割協議を成立させることができました。

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谷井 光 弁護士からのコメント

遺言書がない場合、遺産分割は法定相続分で協議するのが原則ですが、本件のような特殊な事情がある場合は、交渉次第では分割割合を修正することも可能です。ご相談者のご要望に沿った解決に導くことができ、大変ご満足いただけました。