この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
被相続人父の相続人が母と子6人で母と子5人は日本在住、子1人はニューヨーク在住の遺産分割協議の相談を母から受けており、遺産分割協議がニューヨーク在住の相続人が滞在する予定の1ヶ月間の1日だけ予定されていました。
解決への流れ
母から、予めに遺産分割協議のアウトラインを聞いていたので、遺産分割協議書の大まかな下書きを作成しておき、さらに相続人全員に実印と印鑑証明書の持参をお願いしておきました。その際、ニューヨーク在住者にはそもそも印鑑登録がなく、代わりにサイン証明という制度があることを確認し、ニューヨーク在住者にサイン証明書の持参をお願いしておきました。そして、遺産分割協議当日、大まかな遺産分割協議書に若干の修正を加えて、全員納得の上で調印及びサインをもらい、無事遺産分割協議が成立しました。
新人のころのボスの補助でしたが、ニューヨーク在住者の日本滞在が1ヶ月と予め聞いていたので、相続人全員が集まるのは一回しか無理であると予測し、その一回の協議で合意ができれば手続もその日にできるように準備した事が功を奏し、一回で全て完了しました。ボスから褒められた最初の事件でした。