この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
被相続人:夫相続人:妻(後妻)、後妻との間の子(1人)、前妻との間の子(4人)遺産:不動産相続発生後、税理士が遺産分割協議をするも、前妻との子と後妻・その間の子との対立が激しく、遺産分割協議が成立しないまま、何年も経過していました。
解決への流れ
ご依頼者は、調停ではなく、できるだけ協議で解決したいとの強いご希望がありました。受任当初は、不動産の分割方法についても、後妻と前妻との間の子との間に対立があり、協議は難航しましたが、徐々に当方依頼者の分割案に同意してくれる相続人が出始め、当方依頼者の分割案に全面的に合意していただく形で、遺産分割協議が成立しました。
ご依頼者に調停はできるだけ避けたいとのご希望があったことから、相手方に提案する遺産分割案については、ご依頼者様のとの間で慎重に検討し、相手方が調停申立てをしないようギリギリの線で提案しました。また、提案書にも合理的な資料を添付し、相手方の意見にも耳を傾けるなど、相手方の信頼を損なわないような対応を心がけました。そのうち、相手方のひとりが分割案に前向きになってくれ、そこから流れが変わりました。時間はかかりましたが、ご依頼者の希望に沿った解決ができました。