この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
私の母が未婚の状態で私を出産した際、昔でしたので、私の祖母の子として届出がされました(戸籍上、自分の母親の一番下の妹となっていました)。母はその後婚姻し、その夫婦間での子供も生まれましたが、母が死亡後、私が相続権を主張したところ、夫婦間の子供が私の相続権を争ってきました。
解決への流れ
遺産分割の前提である相続人の確定の点からの争いとなりましたので、相続人であることを確認する訴訟を提起することとなりました。
相続人確認訴訟内において、ご相談者の母親の実の兄弟たちの協力を得て、DNA検査の報告書を提出したものの、届出上、祖母(母親の母親)の子となっていたところ、母親方の兄弟とのDNA比較だけでは、祖母の子か、真の母の子かが確定できないことが判明しました。このため未婚であった真の父親の調査を行ったところ、この方が奇跡的に判明し、真の父親の他のお子さんのご協力も得られたことで、何とか相続人であることの証明ができました。