犯罪・刑事事件の解決事例
#賃料・家賃交渉 . #建物明け渡し・立ち退き

建物の明け渡し・滞納家賃支払い請求・原状回復費の賠償請求事件

Lawyer Image
大植 伸 弁護士が解決
所属事務所大植法律事務所
所在地広島県 広島市中区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

建物の借主であるBが、建物内でペットを半ば放し飼いにして内部を酷く損傷していたうえ、家賃を数か月分滞納し、そのうえ不在がちで貸主との話し合いになかなか応じず、原状回復費の賠償を含め交渉が思うように進まない状況であった。

解決への流れ

代理人としてBに通知を出し、粘り強く話し合いの場を持つことを求めた結果、面談をする機会を得た。そして、話し合いにより、自主的に建物からの退去してもらい、滞納家賃も支払ってもらうことができた。しかし、ペットのせいで損傷した建物の原状回復については、金額の合意ができないまま、Bと連絡が取れなくなった。そのため、連帯保証人であるCに連絡し、クリーニング業者の見積書を提示して交渉したところ、80万円の原状回復費用の支払いを受けることができた

Lawyer Image
大植 伸 弁護士からのコメント

当事者同士の話し合いでは、お互いが感情的になって上手くいかなくても、弁護士が入ることによって話し合いがスムーズに行くことがあります。この事例は、その典型例だったと思います。また、建物や土地の明け渡し事件は、借主に居座られると、貸した側が非常に困るため、話し合いで解決するのが良い場合が多いのですが、その際、ある程度貸主が譲歩する必要があり、この事案ではその譲歩の加減が上手くいって話合がまとまったものと思います。その譲歩については、経験に基づいて弁護士がアドバイスすることで、話し合いをまとめられるような適切な加減が定まることが多いと考えられます。