この事例の依頼主
男性
相談前の状況
相談者はビル1棟を所有しており、各階層ごとにテナントへ貸し出している。そのうちの1社が、共用部の使用ルールやごみ捨てのルールを守らなかったり、更新料の支払を拒否したりなどといった行為を繰り返している。このテナントを追い出すことはできないか。
解決への流れ
ひとまず、立退き前提での交渉を相手方へ持ち掛けた。当初は相談者側の提案に対する強い拒否があり、なかなか交渉が進まなかったのですが、約半年後に態度が急変、ある程度の立退料の支払を条件に、和解が成立した。
本件では、相手方との賃貸借契約書に不備が多く、本来できるはずの請求がなかなかできないという悩みがありました。立ち退きを拒否されてしまった場合、賃料の増額を請求することを次の手として考えていたのですが、最終的に関係者全員が納得できる結果を導くことができました。