この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
依頼者は、勤めていた会社の社長から解雇予告通知書を渡され解雇すると告げられたため、その翌日に私の所にご相談にいらっしゃいました。突然解雇されたことで、ひどく動揺されていました。
解決への流れ
会社に対して話合いを提案しましたが一切応じない姿勢だったため、直ちに裁判所に地位保全等仮処分の申立てを行いました。仮処分は第2回期日で和解が成立し、解雇が撤回されて合意退職扱いになるとともに、給与(額面)の7か月分を超える和解金を勝ち取りました。
解雇直後にご相談にいらっしゃった依頼者から解雇に至る経緯を細かく聴き取り、不当解雇を裏付ける資料を早急に収集した結果、仮処分で詳細な主張を展開して有利な和解を勝ち取ることができた事案でした。不当解雇の事案では労働審判の選択肢もありますが、今回は会社が一切話合いに応じず、また、会社が主張する解雇理由も多岐にわたっていたため、訴訟を念頭に置いて仮処分を選択しました。和解で解決する場合には、仮処分も労働審判と同様にスピード解決が可能です。