この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
被相続人が亡くなりましたが、相続人(3名)は疎遠な状態にありました。相続人の間で主体的に意見調整ができる立場の人がおらず、感情的なやり取りばかりが先に立ってしまい、遺産分割の交渉は一向に進みませんでした。その間も、遺産である不動産の維持費は増加し続け、相続人全員に不利益が発生していました。
解決への流れ
遺産分割の交渉の依頼を受け、お互いの主張について、遺産分割の内容に反映できるものとできなものを整理し、当方が主体的に遺産分割案を提案しました。当初、依頼者は調停手続も覚悟していましたが、弁護士を介することで他の相続人との連絡や意思疎通がスムーズになり、法定相続分よりも有利な内容で遺産分割協議を成立することができました。
依頼者が遺産分割で取得した不動産は遠方にある物件でした。ご自身で物件を確認しに行くことが難しかったため、物件の現地調査から売却計画の立案、引渡しの受領までをお任せいただき、遺産分割成立後の手続もスムーズに完了することができました。